2021年7月16日公開となった細田アニメ映画『竜とそばかすの姫』は高知がロケ地に(舞台)なっていることから高知県のどこの場所なのかが気になる!
ロケ地はいったいどこなのでしょうか?
- 竜とそばかすの姫に出てくる「6つの舞台」ロケ地(場所どこ?)を検証!
ストーリーに出てくる主人公の通う高校のモデルは実在する学校なのでしょうか?
実在するとしたら高校はどこなんでしょう?
そして、作者の細田さんが高知を舞台に選んだ理由は何か思い入れがあったりするのでしょうか?
そんな疑問にお答えしていきます!
まず、舞台となった川の場所から見ていきましょう!
竜とそばかすの姫の舞台はココ!
竜とそばかすの姫に出てくる舞台の場所が聖地として今
シーン①鏡川(かがみがわ)



映画『竜とそばかすの姫』の舞台のになったのは高知県にある「越知町(おちまち)」
こちらが映画の舞台となったことで”聖地巡礼”するファンが多く話題となっています。
- 仁淀川のシーンのあらすじ
17歳の女子高生のすずの成長が描かれる場所。
主人公の歌姫としてインターネット上の仮想世界と対比で描かれる高知の鏡川(かがみがわ)と下記が仁淀川(によどがわ)。
シーン②浅生沈下端(あそうちんかばし)=仁淀川


こちらは高知県の越知町に流れる「仁淀川(によどがわ)」
橋は越知町の鎌井田『浅生沈下端』(あさおちんかばし)という橋になります。
鏡川も仁淀川も映画で描かれるシーンとまるごとそっくりですね。
※来訪される際は以下にご注意ください
シーン③安居渓谷水晶淵(やすいけいこくすいしょうぶち)


- あらすじ
主人公のすずが、過去を回想する場面に登場する場所は、高知の安居渓谷水晶淵(やすいけいこくぶち)
画像の通り、水がエメラルドグリーンに見えることから名付けられたこの地。
通称「仁淀ブルー」の愛称で親しまれ、時間帯によって色が変わり訪れた人を魅了するんです。
澄み渡るブルーがとても美しくて吸い込まれそうですね。
竜とそばかすの姫に出てくる【駅】はどこ?【電車の種類】は?シーン④



- あらすじ
すずが自宅から川沿いを通って通う高校への通学電車
JR四国の「キハ32」
こちらの駅は高知県「いの町」の『JR伊野駅』です。
映画の電車内のシーンはJR四国の「キハ32」という気動車です。
- 気動車とは?
- ガソリンカーやディーゼルカーなどの内燃機関の
原動機を車内に有する鉄道車両のこと
竜とそばかすの姫に出てくる【高校の場所】はどこ?シーン⑤


- あらすじ
すずの通う高校の廊下での友人との会話の場面
こちらは高知県にある「都立西高校」
画像と本当にそっくり過ぎる廊下ですね。
映画に出てくる高校の吹奏楽のシーンは
ここ都立西高校は実際に吹奏楽部が盛んでコンクールなどで賞をとったりしていてその部分もリアルです。
竜とそばかすの姫に出てくる【ローソンの場所】はどこ?シーン⑥
竜とそばかすの姫に出てくる高知県のローソンはここ、いの町の伊野駅前店のローソンです。
なんとローソンの店舗まで実在しました!
主人公になったつもりで伊野駅前店のローソンも聖地スポットとして行ってみるのも面白いですね♪
ローソンと竜とそばかすの姫のグッズのコラボもあるのでお土産としていかがでしょうか。
細田守が映画の聖地を鏡川にした理由はなぜ?


(川が)美しいだけでなく「生と死が同時にある」なんてことを思ったんで川を舞台にしよう。高知の川を

そんな川にも美しいところと、濁流になって人がなくなってしまうこともある両面があって、だからこそ川は人生にたとえられることもありますよね。

すずは<U>の世界で大人気の歌姫ベルになるという二面性を抱えると同時に「生と死」の死の部分を深く抱えながら生きていいる人でもあるっていう風にしたかったんです。
川を人生の流れに捉えて(例えて)いる細田守監督。
どんな人にも光の部分(生)と闇の部分(死)が存在すると筆者は思います。
それが物語の中では”すず” = “歌姫ベル”にインターネットの世界<U>の華やかな(光の)世界と、母を亡くして心の傷を負ってしまったことで(リアルな世界では)歌えなくなってしまった現実である(闇の)世界の部分なのではないでしょうか。
人生は川の流れに例えられる歌の代表に美空ひばりさんの歌がありますね。
「♪川の流れのように」
流れにのってうまく川上へと流れて行く時もあれば、人生を頑張り過ぎて川下という濁流に飲まれて排水溝につながっているような、行き詰まった場所に流れついてしまうことも時としてあるでしょう。
人生はいつも一定ではないんですよね。
良い時もあればうまくいかない時もある。
「川の流れ」という自然界にある美しい景色、その美しさはずっと続くものではなくて、とても儚くていつ消えてなくなるかもわからない。
未知の世界。

そう、どんな楽しい事柄も、逆にどんな苦しい時もずっとそのまま同じ状態が続いていくことは有り得ないこと。
例えば
ずっと同じレベルで全くブレないでテンションやモチベーションが上がったまま持続させていくことは不可能なのと一緒です。
例えば
磁石のS極とN極みたいに極の反対を知ること。
「熱さ」を知らなければ「冷たさ」を知ることが出来ないこと。
熱さしか知らない人に冷たさがどんな状態なのかは知る事ができません。
そして
熱さと冷たさの間は、何度から冷たくて何度からが熱いといえるのかという数値は決まってはいませんから。
あくまで対比された時にはじめて捉えられることの出来る「熱い」⇔「冷たい」
それは単に反対側にある極(ものごと)を知ることで、反対の良さを知ることじゃないでしょうか。

「生」の素晴らしさを感じられるとはどういうことでしょうか?
映画で生(光)に例えられている(歌姫ベルのネット世界)同時に死という闇のイメージ部分(母親を亡くしたことで歌えなくなった)が混在すること。
極(ものごと)の反対(裏側)を知るということ。
「闇」という辛さを知ることによって、のちに「光」= 喜びを知った時の素晴らしさは、何倍にもなってとてつもなく大きく感じられることですよね。
その両方の極を知ることが、より人生の素晴らしさを大きなものに感じさせてくれる、ということ。
細田守監督は鏡川や仁淀川という「生」と「死」の象徴を使ってより映画に躍動感を与えるために高知県にあるこの2つの川を選んだのではないでしょうか。
『竜とそばかすの姫・PV・MV動画♪』
歌声に乗せて動画だけで魅せる素敵なPV篇!
- ①♪『心のそばに』(上記動画)
②♪Ryuu to Sobakasu no Hime-Soundtrac『Uta yo』(下記動画)
劇中歌であるBellの『心のそばに』が動画映像と歌でお届けする内容に胸がドキドキ☆
すずの世界観にあっという間に入り込めるミニ動画のススメ♪
メイキングPV!
『ベルのキャラクターが出来るまで』
さいごまでご覧いただき、ありがとうございます。