大坂なおみ(23)さんはここ数年、何かと自分勝手と言われる言動が増えているようです。
今夏全仏OPでの会見出席を拒否し、罰金処分で日本円で約165万円が課された。
世間からうつ病告白に「仮病だ!」「後付けの話!」性格が自己中心的で「わがまま!」「子供!」と言われています。
本当に性格がわがままなだけなのか?
- 新型うつ病とは?うつ病との違いは?
- 大坂なおみさんの場合にうつ病はあてはまるのか?
- 単なる甘えやわがままを仮病の理由に使っただけ?
大坂なおみさんがバッシングを受けているわがままエピソードと性格やうつ病について詳細に見ていきましょう!
大坂なおみは新型うつ病か?

ここ数年、数々の「わがまま」と言われるエピソードがたびたび話題にあがっているが、本人より2018年の全米オープン優勝以降からうつ病との告白。
約3年ほど前からうつ病であったという大坂なおみ選手。
世間からは病気ということにしてボイコットしたり今までの行動に対して責任転嫁してるのではないかと、心なき声があがっています。
その真相はどうなんでしょうか?
大阪選手は「人前で話す恐怖症」(パブリックスピーキング)があるといいます。
アメリカ人の75%が持っているという調査結果があるほど一般的なんだそう。

私をよく知る人は私が内向的(introvert)であることはわかっていると思うし、大会で私を見たことがある人なら誰でも、私が社会的不安をやわらげようと、よくヘッドホンをつけている姿に気がついていると思います。
私は生まれもってのパブリックスピーカーではないし、世界のメディアの前で話すたびに、大きな不安の波にさらされます。本当に緊張するし、ベストな回答をしようとすることにストレスを感じてしまうのです
このように平静を保てるようにヘッドフォンをつけたりとストレスを軽減できる工夫をしているんですね。
大抵の人間は大多数の前、ましてや大阪選手のように世界中に発信されるともなれば一言一句のことばにはかなりの緊張感をともなう状況になってしまいそう。
ましてや試合に負けた直後の状態というのは、自分のメンタルと向き合う時間もゆっくり持てないまま、すみやかに冷静にコメントしなければいけない。
並大抵のプレッシャーではすまないはずです。
新型うつ病は通常のうつ病とどう違う?

新型うつ病は若い世代に増えていると言われています。
- 新型うつは感情のコントロールがしにくく起伏が激しい
- 相手の言動に対して敏感になる
- 不安や落ち込みが続く
- 過食・過眠
- 好きなことはできる
はたから見ると、仮病やわがまま、怠けているように認識されてしまうことも多いんだとか。
まさにいま、大阪選手が言われているわがままは、これにあたるのではないでしょうか。
通常のうつ病との違いは?
いわゆる通常言われている「うつ病」というのは抑うつ状態が続き、ネガティブな感情が強くなり、ストレスや疲労により症状が出てしまうケース。
- 行動力の低下(やる気がでない)
- 食欲不振・不眠
- 疲労感
- 不安や落ち込み
- 人との接触をさける
これらのうつの症状の違いからわかるように新型うつは過食で過眠で行動力があるのに対し、通常のうつは逆で食欲不振で不眠、行動は鈍くなるんですね。
共通点もいくつかあるものの決定的に行動が違う。
新型の方が元気はあるんですよね。
だから仮病と思われてしまうことなど、メディアでみる限りでは大阪さんの症状にあてはまりますね。
大坂なおみがわがままと言われる3つの言動は?

大阪選手がわがままだと言われているエピソードの内容はどんなもの?
それは本当に単なる甘えやわがままなのか?
①記者会見を拒否
2021年5月30日の全仏オープンの初戦後

メンタルヘルスを守るために同大会では記者会見には出席しないと発表。
1万5000ドル(日本円で約165万円)の罰金と、今後も記者会見に出ないのなら4大大会の出場も停止があり得ると警告された。

- (負けた)「選手をあのような場で問い詰めるのは、落ち込んでいる人を蹴落とすようなもの」
「そんなことをするのが理解できない。人々がアスリートのメンタルヘルスについてあまり考えていないとよく感じていた - パリではすでに、私は自分が無防備だと感じ、不安になっています。だから、自分を守るために記者会見をしない方がいいと思いました(Twitterより)
大会から罰金を言い渡された後のツイート

understamdimg.change makes people uncomfortable.「怒りは理解の欠如です。変化は人々を不快にさせる」とコメント。
「怒りは理解の欠如」とはうまいこと言いますね。
この大阪選手の内容に限ったことではないですが、理解されない、理解出来ないことによって、人々はいらだちを覚える。
その、どうにもならない苛立ちは次第に怒りに変わる。
②ラケット破壊
ラケットを壊したのはイタリア国際女子シングルス2回戦に出場した大坂さんがストレート負けした時のことです。
対戦相手は、ランキングでは格下といわれるジェシカ。ペグラ(27)さん。
ジェシカさんを格下と大阪選手もみていたとしたら、本人としてはまさかの敗北だったでしょうし、一瞬にして悔しさが行動に現れたのかもしれませんね。
しかし錦織選手もラケット破壊してるし、特別に珍しい行為ではないのに大阪選手は大きくとりあげられていますね。
ラケット破壊のパフォーマンスで見るなら錦織選手の方が男性の力強さゆえか勢いがありましたけど、わりとスルーされています。
同じことをやっても人によって対応が違うとは、このことですね。
③試合放棄

米ウィスコンシン州で黒人男性が警官に銃撃された事件への講義として準決勝への出場を放棄。

- 私はアスリートである前に黒人女性です
- 黒人女性として、テニスを見てもらうより、すぐに気がつかなければならない重要なことがあると感じています
- 白人主流のスポーツの中で議論を始めるきっかけになれば
- 警察による黒人の大量虐殺が続くのを見ていると、正直胃が痛くなってくる。数日おきに新しいハッシュタグが出てくるのにも疲れましたし、何度も何度も同じ会話をするのにも非常に疲れました
このようにツイッターでコメントし、わがままと言われています。
黒人差別の抗議活動も精力的におこなっていることもあり、それに試合を活用したのでしょうか。
「アスリートである前に黒人女性です」
このように主張するあたり、本人としてはテニスプレーヤーであることや日本国籍であるより「黒人」というアイデンティティーが非常に強いのだろうか。
このことに関しては個人的に黒人だから白人だからではなく、行為そのものが問題だと思うのですが。
歴史的な過去にとても強く囚われてしまうのは仕方ないのかもしれませんが、まるで使命感にかられたような強迫観念とでも言えるような行動ですよね。
こういった何かにとらわれた根深さも、新型うつ病に繋がっているのではないでしょうか。
大坂なおみを養護したのは彼氏のコーデーだけ?

上記の全仏OPで記者会見拒否を表明したことで、罰金が課せられたことにくわえ、さらに大会を棄権する以降を表明した大阪さん。
交際相手であるアメリカ人ラッパーであるYBNコーデーが発したメッセージが世間に賛同されたとして注目を浴びた。
need to apologize to ANYBODY !」(誰にも謝る必要はない!)
さすが最愛の彼氏です。
合いの手ならぬ愛の手です。
「記者会見が深いなものであることはわかる。特に試合に負けた後の会見は、必ずしも楽しいものではない」と一定の理解を示したものの、「会見に応じることも僕たちのスポーツの一部であり、ツアーでの生活の一部でもある。それはぼくたちがやらなければいけないことなんだ」と私見を述べた。
yahoo
ジョコビッチ
- プロモーションの一環として選手がやるべきこと
- 気持ちはすごく理解できる
- 彼女が本当に(心を)病んでいて、罰金を払ってでも(拒否)しなければいけないことだと判断したのなら尊重すべき
スポーツ界ではこのように言われていました。
錦織圭さんや杉山愛さん、スポーツ界などからも、気持ちはわかるけどその思いを行動に移すのはプロとしてどうなのか、と伺えるコメントや心の病であれば。というような、理解を示す内容でした。
大人として記者会見もエンターテイメントの一貫なのだから、通常であればきちんとやりこなす器量は必要であることは、やはり当然ではあります。
世界中からバッシングされるのはわがままだから?
あのメーガン妃を攻撃し批判を受けたイギリスの司会者ピアース・モーガン氏や世界最速サーブのギネスを持つサミュエル・グロスなど、世界からの風当たりがとても強い。
- (会見ボイコットに対して)彼女にすべてを与えてくれたスポーツに対する侮辱
- ツアーに参加する全選手の義務づけられていることを、自分だけが簡単に選択できるなんて考えるのはまったくのジョークだ
- 彼女の発表は見当違いで、偽善に満ちている
- 世界中でツアーを追う記者とは話したくないのに、顔の見えない何百万人ものフォロワーに向けて画像を投稿することには満足しているのだろうか?
- (最新のコラムで)”世界のスポーツ選手の中で最も怒りっぽい小さなマダム、大坂なおみ”について書いた
- メンタルヘルスを悪用してメディアを黙らせるナルシストなおみは、メーガンとハリーがメディアを攻撃しながらそれを利用しているのと同じ
応じることも僕たちのスポーツの一部
- 簡単に受け入れられることではない
- ジャーナリストの皆さんにとっても、彼女にとっても、そしてテニス界全体にとっても、大変残念なことだ。(会見拒否というのは)驚くほど大きな間違いだと思う
ネットではこのように言われています。
SNSのネガ意見
- (うつ病は)精神疾患の後出し
- 後出しジャンケン
- 気が乗らないだけなのをうつ病って言うのはおかしいだろ
- うつ病ってうそだよな
SNSのポジ意見
- 世界中から注目されるという重圧ってすごいんでしょうね(古市憲寿さん)
- ネットで今回の件について大阪選手を批判してる人に対してこそクリティカルな気がするw(SMAPの中居さん)
- NHKだけが「気分の落ち込み」と伝え続けるわけ
- 批判している人たちがいるけど、うつを理解していないのかな
大坂なおみはワガママなのかワガママではないのか

「わがまま」
それはとらえかた次第でしょうか。
イタリアのメディアでは大阪さんに対して、「なぜ最初から言わないのか?」と疑問視の声があり「本当に理解できない」と言われています。
本当に理解出来ないのでしょうか?
人の気持ちを察することができないのは困ったものです。
もちろん最初から言えば丸く収まったことは本人も後になって思った部分もあることでしょう。
日本でも世間の声は、うつ病を後から発表したことに対して「後出しジャンケンをした」など、とてもきついコメントが目立ちます。
そんなに他人に厳しくジャッジしないであげてほしい。
もしそれが自分だったらどうですか?
うつ病なんて出来れば誰にも言わずにいたいですよね。
けれども
言わざるを得ない窮地に追い込まれてしまった。

うつの状態は重い症状や軽い症状、出かたも人それぞれが違うんです。
大坂なおみさんはうつ重症者からしてみれば軽いほうなのかもしれない。
スポーツ精神に則ってなんとか保ってきたメンタルが崩壊寸前まできたのかもしれないし、細かい事情なんてメディアだけではわかりません。
ウツじゃ本人だって自分のことをよくわからないかもしれない。
そして
先にうつ病だと言うべきか否かなんて、人それぞれ考え方次第。
まぁ、メディアやSNSは批判してなんぼの風潮があるので仕方ありません。
もっと他人に対して優しい世の中であってほしい。
大阪なおみさんが今後も今まで通り、健やかにご活躍できることを応援しています。
さいごまでご覧いただき、ありがとうございます。