2021年、新馬戦にて新たに珍名馬として「ブタノカックーニ」という名前の馬がデビューしたことで注目を集めています。
2021年に出てきた珍名馬ってどんな馬名があるのでしょうか?
- 2021年注目になった珍名馬は?
- 歴代の現役の珍名馬はどんな名前?
- 珍名馬の名前の由来は?
食べ物の名前だけじゃなく、意味がよくわからないおもしろ系の珍名馬まで、エピソードやプロフィールをまとめてみました♪
では、さっそく珍名馬を見ていきましょう!
2021年デビューの珍名馬7選ご紹介!
近年、珍名馬が増えてきて2021年も面白い名前の馬が続々と登場しています。
2021年2歳新馬として初参戦の珍名馬を筆頭に、注目を集めた珍名馬を紹介していきます!
ブタノカックーニ

名前:ブタノカックーニ(JPN)
生年月日:2019年5月11日 メス
父:ビッグアーサー(JPN)
母:エルモアレッタ(JPN)
調教師:松永康利(三浦)
馬主:田頭勇貴
通算成績:1戦0勝
2021年8月7日に新潟5レースの2歳新馬戦に「ブタノカックーニ」という馬名が珍名馬として注目を集めました。
名前の由来は馬主が豚の角煮が好きなのでしょうかね?
最近の馬名の傾向としては何か面白いものばかりが続々と馬名としてつけられていますよね。
競馬会の流行なのでしょうかね?
人間の名前も時代の流れと共にキラキラネームの傾向にありますからね。
馬名で面白い傾向だと思うのは、特に食べ物系が多い所なんですよね。
あとは、固有名詞ではない言葉だったりで本当に何を思ってつけた名前なのかと思うほどのおもしろネーム。
競馬会はおもしろ系狙いなのでしょうか?(笑)
肝心の成績はというと、
ブタノカックーニは8月7日の初戦では名前で注目を浴び、期待を持たれましたが残念なことに最下位の17着という結果となりました。
豚の角煮はじっくりしっかり煮込んだ方が美味しいので、ブタノカックーニちゃん(メス)も、もっとトロトロにコトコト火を通して今後の伸びしろが楽しみな馬ですね。
コロッケ

名前:コロッケ(JPN)
生年月日:2019年3月7日 メス2歳
父:トーセンホマレボシ(JPN)
母:ワシリーサ(JPN)
騎手:福田真広(地方)
調教師:田中章博(栗東)
通算成績:1戦0勝
「コロッケ」の馬名の由来は調教師の福田真広さんが、母親の作るコロッケが子供の頃から大好きだったという所からきているんです。
そのコロッケ好きの具合はというと、ツイッターなどでも頻繁に話にあげる程なんですね。
そして今では「コロッケ先生」という愛称までつけられてるんですよね。
これも由来が面白いですね。
2021年8月5日の大井で新馬戦に出走したセン馬のコロッケは後方から進んで10着の結果でした。
そのレースの時の騎手が石崎駿騎手でコロッケの乗り心地を語っています。
体も気性も下味がついてない感じで、まだ具材もこねていないくらいです。でも、馬の雰囲気自体は悪くなかったので、まだまだこれからの馬ですよ
乗り味自体はいいですが、まだまだ成長段階です。セン馬になってからは無駄な肉も取れて身のこなしも柔らかくなりました。オーナーさんも長い目で見てくださっているので、これからひとつでも多く勝てるように頑張っていきたいです。コロッケも厩舎も、ファンに愛されるような存在になっていきたいです
どれも馬の名前が面白いから、コメントも比喩を使ってたとえた語り口がおもしろい!
アネゴハダ

名前:アネゴハダ(JPN)
生年月日:2019年5月11日 オス2歳
父:キズナ
母:イニシャルダブル
調教師:佐々木晶(栗東)
馬主:岡浩二
通算成績:1戦1勝
2021年7月24日新潟レースにて、スタートから2番手に位置するアネゴハダ。
「アネゴハダ」という馬名だけあって1戦目からアネゴのようにひっぱっていく馬なのでしょうか。
名前の由来は馬主さんがアネゴハダ好きなのでしょうかね?(笑)
最後直線にて一気に2着との差をつけましたね。
ほぼストレート勝ちのようなレースが今後も期待できそうに見えます。
マエマエ
名前:マエマエ(JPN)
生年月日:2019年3月11日
父:キタサンブラック
母:ピュアエクセル
調教師:久保田貴(三浦)
馬主:(株)ニッシンホールディングス
通算成績:1戦0勝
「マエマエ」とは名前がまた面白いですね。
名前の由来は、「前へ前へ進む」意味でつけたのか?
それとも
ハワイ語の「マエマエ」= 「純粋な」の意味でつけたのか?
というのは、馬名はハワイ語のコ達も多いんですよね。
【ハワイ名の馬】
- キングカメハメハ
- ウリウリ
- ナニアヒアヒ
- アパパネ
- カネヒキリ
- カヒキ
そして
面白いことにマエマエの母馬の名前が「ピュアエクセル」= 純粋に優れている
ここまで見ると、多分ハワイ語でつけたという風に思って間違いないかも。
ネズコ

名前:ネズコ(JPN)
生年月日:2018年5月6日 3歳メス
父:エスケンデレヤ
母:グラニースミス
調教師:戸田博文(三浦)
馬主:吉澤ホールディングス
通算成績:3戦1勝
3歳でレースデビューの「ネズコ」は、あの漫画『鬼滅の刃』の主人公の妹の『禰豆子』が名前の由来。
初戦は残念ながら8着でしたが、ネズコの派手なメンコ(覆面)などSNSで話題となりました。
勝つことも大事だけど、楽しく馬を観戦するには話題性はとっても大事。
次回のレースはどんなメンコをつけてくるかに期待ですね!
ピヨピヨピピピ

名前:ピヨピヨピピピ(JPN)
生年月日:2018年5月4日 3歳オス
父:オネストジョン
母:パラディドル
調教師:広森久雄(北海道)
馬主:藤本直宏
通算成績:8戦1勝
馬にひよこの鳴き声をつけるという、かなりユニークな珍名馬「ピヨピヨピピピ」
少し言いにくいんだけど、言葉に1度だしてしまうとアラ不思議。
何度も口ずさみたくなる小気味の良さ(笑)「ピヨピヨピピピ」
名前の由来はきっと馬主さんが鳥の鳴き声が好きなのではないでしょうか?
単純過ぎる見解ですが;
オニクダイスキマン
名前:オニクダイスキマン(JPN)
生年月日:2019年3月21日 2歳オス
父:トゥザグローリー
母:コウユーヒカリママ
調教師:佐々木功(船橋)
馬主:境孝敏
通算成績:1戦0勝
ニンジンよりお肉が好きな馬なのでしょうか?
んなわけないですよね。
きっと名付け親が肉好きなのでしょうね。
そんな理由で馬名にして良いんですか?(笑)
その他の2021年珍名馬
ザトウイチ「4戦1勝」
スイヨウビノテンマ「12戦1勝」
名前の由来の通り「水曜日の天馬になれる!?」
なぜ、水曜日?
競馬で出走確定するのは木曜日だし、中央競馬は基本、土日のみで祝日だった場合は月曜有りだし。
地方競馬は平日もレースありだけど特に水曜日に何かあるわけでもなく、単純に主さんが水曜日が好きだったんでしょうね!?(笑)
ナギサノシンド「1戦0勝」
キセキノテイオー「1戦0勝」(7歳でレース初デビュー)
ワクチン「3戦0勝」
もうこの珍名でいつの時代の珍名馬かバレてしまいますね。
まさに情勢が生み出した珍名馬。
近年に注目された珍名馬!
2021年に注目を集めた珍名馬たちを紹介していきます!
チャーハン

名前:チャーハン(JPN)
生年月日:2016年3月4日 メス(5歳)
父:アグネスデジタル(JPN)
母:サンマルミッシェル(JPN)
調教師:加藤和義(地方)
馬主:程田真司 生産者:稲葉牧場
通算成績:32戦4勝
2016年生まれだけど、2019年より初参戦のチャーハン。
なぜに馬にチャーハンと名付けたのでしょうかね。
名前の由来はやはり主さんがチャーハンが大好きとかなのでしょうか?
世にはチャーハン好きって結構いますよね(笑)
単純な発想ですいません!
サバのミッソーニ

名前:サバノミッソーニ(JPN)メス3歳
生年月日:2018年6月5日
父:ベーカバド
母ハッピーメイカー
騎手:瀬川将輝
馬主:(株)MMC
通算成績:6戦1勝
2歳新馬で出てきた初戦では5着だったものの、3歳となる6戦目2021年3月9日大井でついに初勝利のサバノミッソーニ。
しかも2着の馬と7馬身の差をつけたという、逃げ切りで圧巻の勝利を見せつけたんですね。
「サバノミッソーニ」と名付けた由来というのが馬主(株)MMCさんによると、サバが優秀な物だからということ。
2戦目で1着、さっそくサバ効果を発揮ですね!
サバという魚は優秀で、サバの缶詰も骨まで食べられ栄養があり保存食にもなる、日本人が作り出したとてもすばらしい物。
素質のある馬とは思っていたのですが、気持ちに幼いところや気難しい面がありました。ゲートの中で半立ちしたり、砂を嫌がったり、挟まれると走る気持ちをなくしたり、そういう課題を一つずつクリアしていって、今日は自分の力で走った結果だったと思うので本当にうれしいです
このように性格はちょっと小難しくてきまぐれちゃんみたいですね。
走る前のゲートの馬の振る舞いが良くない場合、券を購入し応援している者としては、ヤバいんじゃないか(来ない)と一瞬ヒヤヒヤですよね。
そんな予想を裏切っての逃げ切りとはなかなかにスゴイ馬ですよね。
こういう馬って面白くて応援のしがいもあるってもんです!
場内で応援している場合、一番盛り上がるパターン(笑)
今後も目の離せない「サバノミッソーニ」ちゃん。
スモモモモモモモモ

名前:スモモモモモモモモ(JPN)オス3歳
生年月日:2018年4月8日
父:アンライバルド
母:フロントタック
調教師:桜木英喜(大井)
馬主:井上久光
通算成績:8戦0勝
2020年に新馬として出てきたスモモモモモモモモくん(オス)、昨年の着順はすべて後半台。
名前の由来はスモモからとったことは一目瞭然ですが、「モ」を8回繰り返す理由は?
実況を泣かせるためでしょうか?(笑)
2021年になってからの順位は3位→ 2位→1位 →3 位と順調に上がってきています。
ちなみに2021年の前半の3つのレースの騎手は、吉井章さんで最後の3位はスモモモモモモモモくんと初のタッグの服部茂史騎手。
そして
着順がすべて後半台だった2020年のレースの騎手はすべて藤田凌騎手。
騎手との関係性もあるかと思いますが、まだ3歳ということで、これからが楽しみな珍名馬ですね。
オヌシナニモノ

名前:オヌシナニモノ(JPN)メス3歳
生年月日:2017年3月3日
父:カレンブラックヒル
母:グラントリノ
調教師:高橋義忠(栗東)
馬主:井上久光
通算成績:14戦3勝
2020年の2歳新馬として初出走した時の優勝は、2位との着差が6馬身もの差をつけての1着でかなり盛り上がりを魅せましたね。
まさにその名「オヌシナニモノ!」との名の通りにめちゃくちゃ賑わい、その後の期待度もかなり高くなりましたよね。
名前の由来は「オヌシナニモノ」と呼ばれたかったということでしょうか?(笑)
2020年はその秋に京都、福島のレースで1位を1馬身ほどの差で獲得するも2021年になってからは優勝なし。
2021年の成績は9位→ 2位→ 3位→ 11位→ 3位
あと、もうちょっと!
また、「お主何者!」みたいな盛り上がるレースがみたいですね!
モチ

名前:モチ(JPN)
生年月日:2004年4月25日 メス
父:スターオブコジーン
母:イートンカラー
調教師:田中章博(栗東)
馬主:小田切有一
通算成績:37戦3勝
珍名馬といえば「モチ」が外せませんね。
実況が面白い!
「モチ粘っている、モチ粘っている!」「モチが伸びてきた!」「モチが詰まってきた!」
など、一世を風靡したといっても過言ではない。
名付け親である馬主が小田切有一さんで、これまた珍名がお得意。
おもしろネームをつける馬主として有名ですね。
当初は馬にそんな名前をつけるなんて、などの批判もありましたが、今ではオダギラーと呼ばれるほどファンがいます。
【小田切有一さんがつけた珍名馬】
- オマワリサン
- モグモグパクパク
- カミサンコワイ
- イヤダイヤダ
- マズイマズイウマイ
- ビックリシタナモー
- オレハマッテルゼ
- ホンマカイナ
- エガオヲミセテ
- キョカキョク
- ラグビーボール
- ノアノハコブネ
- ロバノパンヤ
- タクシー

競馬ファンがいるから自分は競馬に携わることができる。だから、ファンに楽しんでいただくために、面白い名前を付けよう
現在は小田切有一さんの息子である小田切光さんも馬主として活躍中。
2021年JRA重賞初制覇を果たした珍名馬「カラテ」
では次の章で珍名馬の「カラテ」を見ていきましょう!
- 珍名馬である「モチ」の現在は?
競馬界は引退して、乗馬界にて粘っています。
まだまだ「モチ」粘れそう?(笑)
カラテ

名前:カラテ(JPN)
生年月日:2016年5月27日 メス
父:トゥザグローリー
母:レディーノパンチ
調教師:高橋祥泰(三浦)
馬主:小田切光
通算成績:24戦5勝
レース(総合)での馬券人気の順位としては、最高で4位、殆どが後ろから数えた方が早い。
あまり人気はない?
そんな「カラテ」ですが、24戦中の5勝あげている結果は人気の無さほどは悪くはないようです。
【息子の小田切光さんの珍名馬】
- シゲル
- ガーデン
- ユメノオツゲ

いつか「カラテ」という名前を付けたいなとずっと温めていたんですけど、なかなかタイミングが合いませんでした。たまたま牡馬が手に入って、カラテという名前を付けられるなと思って付けました。ただ、カラテの理由は畏れ多くて
本当に畏れ多いんですけど、もし海外に挑戦できるようになった時、日本馬だとすぐ分かる名前を付けたいと思ったんです。先にそういうことを連想していると、名前につられて馬も走ってくれるんじゃないか、と。
アユツリオヤジ「42戦5勝」
ナムアミダブツ「11戦0勝」
まだレースが未出走の珍名馬
2021年2歳の新馬で未出走ながら、珍名で気になる馬の紹介!
ズンダ
名前:ズンダ(JPN)メス2歳
生年月日:2019年4月5日
父:War Front
母:Greyciousntinice
近親馬:エダマメ・サンシルビア
生産者:新井弘幸
通算成績:0戦0勝
まだ競走したこない珍名馬ですが、、「ズンダ」と聞いて思い出すのはあの有名な「モチ」ですね。
面白いのが近親馬が「エダマメ」なこと。
ズンダモチは枝豆ですからね(笑)
チャパティ
名前:チャパティ(JPN)メス2歳
生年月日:2019年4月13日
父:スクリーンヒーロー
母:ナン
調教師:鮫島一歩(栗東)
生産者:パカパカファーム
通算成績:0戦0勝
こちらも2歳新馬でまだ未出走。
親の名前が「ナン」というのが、いかにもチャパティの家族っぽくて面白いですね。
チャパティとは?
小麦粉を練って、薄く焼いたもの。
いわゆる南アジア版のお好み焼と言えそう。
スキヤキ
名前:スキヤキ(JPN)
生年月日:2019年5月31日 メス
父:バドロワ
母:マンチャ
生産者:門別牧場
通算成績:0戦0勝
まだレースは未経験のスキヤキちゃん(メス)
スキヤキ好きにはたまらないネーミング!?
こちらはまだ、未出走なためネーム以外の情報は少なめ、いつか出てきた時に脚光を浴びるのでしょうかね。
ミソラーメン
名前:ミソラーメン(JPN)メス2歳
生年月日:2019年5月9日
父:ダブルスター
母:バライロー
生産者:グランド牧場
通算成績:0戦0勝
名前の通り北海道のひだか郡にある新ひだか町の出身の、未出走馬。
名前の由来はやはり北海道のラーメンといえば「味噌」のイメージまんまですね(笑)
カリントウ
キミコソシャチョウ
さいごに

こんな情勢でレースも無観客で実施のレースもありますが、夏の今としてはトゥインクルレースを楽しみたいですね☆
競馬ファンなら当たり前過ぎる話ですが、
大井の豪華なイルミネーションに包まれ公園でゴザひいて、特大テレビジョンを見ながら冷たいビールをグビグビしながら珍名馬でワーワー言って盛り上がりたい!(笑)
最後までご覧いただき、ありがとうございます。